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- iToF方式距離画像センサー IMX556 / IMX570
概要
IMX556/IMX570は、当社のセンシング技術と測距技術を用い、小型かつ高解像度で、遠距離から近距離までの幅広い距離画像の取得を実現した、産業機器用の裏面照射型Indirect Time of Flight方式(以下、iToF方式)距離画像センサーです。
正確な距離画像の取得ができる小型のセンサーとして、AGV(Automatic Guided Vehicle/無人搬送車)やAMR(Autonomous Mobile Robot/自律移動ロボット)に求められる自律動作を補助する測距機能に限らず、フォークリフトのパレット検知や積載認識、摘果・自動搾乳ロボットなど多種多様な領域・用途で活用されています。
特長
小型ながら高解像度の3D画像が得られる
当社の持つToF画素技術と裏面照射型CMOSイメージセンサーの画素技術により、小型かつ高解像度で精度の高いiToF方式距離画像センサーを実現しました。高精度の被写体認識が求められるシーンや、ロボットアーム先端への取り付けなどスペースが制限されるシーンでも活用いただけます。
解像度比較
Sensor | CONVENTIONAL | NEW |
---|---|---|
Depth画像*1 | ||
IR画像 |
*1) Depth画像は、距離の遠近を色で表現しています。
動的な被写体に強い
iToF方式はレーザーを用いたメカニカルスキャン方式に比べ可動部分を必要としないため、3D距離画像をフレーム単位で高速に取得し、動く被写体を撮影する際に距離画像の歪みを抑えることができます。そのため、ベルトコンベア上で搬送中の商品を捕捉するといった、被写体の動きが速いシーンでも活用できます。
演算負荷を抑えた処理が可能
iToF方式はセンサー出力に簡易な処理を行うことで距離情報を取得できるため、ステレオカメラ方式に比べ、Depthデータを利用する環境を容易に構築できます。たとえばマルチカメラによる全方位映像・マルチアングル映像をリアルタイムで合成するようなケースでも、演算負荷を抑えたシステム構成が実現できます。
環境ロバスト性が高い
当社のiToF方式距離画像センサーは、外部からの余計な光を差し引く外光オフセットの画素駆動処理により、晴天下などの高照度のシーンでも活用できます。また、照明のない倉庫内など極低照度のシーンも含め、屋内・屋外を問わず利用できます。
技術
この製品群に搭載されているToFの技術情報はこちらです。
活用事例
ToF方式距離画像センサーの活用事例はこちらです。
資料ダウンロード
IMX556PLR 製品概要
製品の概要や特長、仕様をまとめた資料です。
IMX570PLR 製品概要
製品の概要や特長、仕様をまとめた資料です。
ToFイメージセンサー搭載カメラリスト
ソニーのToF方式距離画像センサーが搭載されたカメラの一覧はこちらからダウンロードできます。
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