1/2.51型5000万画素 モバイル用イメージセンサー『IMX858』のメインビジュアル
製品
モバイル用イメージセンサー

1/2.51型 5000万画素
Viewing用イメージセンサー
IMX858

全画素オートフォーカスやハイダイナミックレンジ(HDR)など、多種機能を搭載したスマートフォンのサブカメラ向け小型イメージセンサー

概要

スマートフォンのメインカメラ用イメージセンサーと同等の多種機能を搭載した、サブカメラ向け小型イメージセンサー「IMX858」。
メインカメラ用イメージセンサーとのスムーズな連携をめざし、暗いシーンでもピントを合わせやすい『全画素オートフォーカス』や明暗差が大きい環境でも鮮明な撮影を可能にする『ハイダイナミックレンジ(HDR)』など、これまでメインカメラ用イメージセンサー中心に搭載されていた多数の機能を導入。さらに、カメラ間の切り替えをスムーズにするマルチカメラシンクシステムを当社のモバイル用イメージセンサーとして初めて搭載し、スマートフォンユーザーの複眼撮影体験の向上に貢献します。

特長

広角/超広角/望遠でもフォーカス合わせに迷わない。全画素オートフォーカスを搭載

IMX858は、撮像用画素のすべてを位相差検出用画素として使用する全画素オートフォーカス機能を搭載。これにより、広角、超広角、望遠の撮影でも高速かつ正確なオートフォーカスを実現します。

参考動画①:暗いシーンでも迷うことなく正確にフォーカスが合う
従来の位相差AFでは追尾が難しかった、暗い環境下で手前から後ろに移動するような動きのある被写体でも、全画素オートフォーカスでは、動きに合わせスムーズにフォーカスが可能です。

小型イメージセンサーながら、明部から暗所までノイズの少ない撮影を実現

IMX858は、2露光のHDR合成機能を搭載。これにより、小型センサーながら、明部から暗部まで広いダイナミックレンジを確保できるため、明暗差が大きいシーンでも肉眼に近い撮影や、暗所でのノイズ低減を実現します。さらに、4Kクオリティで30fpsのHDR動画も撮影でき、よりクリエイティビティあふれるコンテンツ撮影をサポートします。

SDR(Standard Dynamic Range)で撮影

SDR(Standard Dynamic Range)で撮影

HDRで撮影

HDRで撮影

独自のマルチカメラシンクシステムを初搭載

複数のカメラを搭載するスマートフォンでは、カメラの切り替え時に画角や色合いなどが不連続になったり、同時に複数のセンサーを動作させることで、消費電力が増加するという課題がありました。
IMX858は、当社独自のマルチカメラシンクシステムを搭載。これにより、カメラ設定の高速化やセンサーの電源制御の最適化が可能となり、カメラ間のスムーズな切り替えと低消費電力の両立を実現します。

マルチカメラシンクシステム

A/D変換時にノイズを低減する多重ADモード搭載

A/D変換処理を行う際に、画素の情報を2回読み出して平均することにより、A/D変換に伴って発生する量子化ノイズや回路ノイズなどのランダムノイズを低減します。これにより、夜景や暗い部屋などの暗所を明るく写そうとする際に発生するザラザラとした粒のようなノイズを低減することが可能です。

技術

全画素オートフォーカス技術

この製品群に搭載されている全画素オートフォーカス技術の技術情報はこちらです。

モバイル用ハイダイナミックレンジ(HDR)技術

この製品群に搭載されているモバイル用ハイダイナミックレンジ(HDR)技術の技術情報はこちらです。

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