ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社は、デバイスの開発プロセスが、車載用機能安全規格 「ISO 26262」および自動車サイバーセキュリティエンジニアリング規格 「ISO/SAE 21434」に準拠していることについて、第三者認証機関であるSGS-TÜVより認証を取得しました。
ADAS(Advanced Driver-Assistance Systems,先進運転支援システム)や今後の自動運転の普及に伴い、自動車の安心・安全を支える安全性能とサイバーセキュリティへのニーズが高まっており、自動車を構成する部品やソフトウェアなどにも、安全に向けた高いレベルの性能を備えることが求められています。ISO 26262は、車両に搭載する電気・電子機器向けの機能安全に関する国際規格です。今回の「ISO 26262」の認証取得は、SSSによる車載用センサーの開発プロセスがISO 26262の規格を満たし、高いレベルの機能安全を備えた製品開発を実施できることが認められたものです。
ISO/SAE 21434は、自動車のライフサイクル全般にわたるサイバーセキュリティ対策を定めた国際規格です。近年、車載の制御システムの電子化が急速に進む反面、サイバー攻撃のリスクが増大しており、サイバーセキュリティへの対応が業界全体で必須要件となっています。SSSの「ISO/SAE 21434」の認証取得は、SSSの車載用センサーが、製品やソフトウェアのセキュリティ対策だけでなく、その開発、製造、保守までのプロセスにおける組織管理体制でもセキュリティ対策を実施できることが認められたものです。
当社は、高度な検知・認識を可能にする車載用センサーの開発により、安心・安全な自動運転社会の実現に貢献すべく取り組んでまいります。