SPAD距離センサーの特長を生かした没入感のある映像コンテンツ
渋谷駅前からスクランブル交差点を渡って神宮通りを2ブロックほど進んだところに見えるのが、ショッピングモール「渋谷モディ」。渋谷モディの壁面には、約535インチのソニービジョン渋谷があります。ここで、今回新たにSSSのSPAD距離センサーを搭載するLiDARが設置されました。
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渋谷モディに設置されたソニービジョン渋谷
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左右にある機材がLiDAR
今回設置されたLiDARは、主に車の自動運転の実現に向けて開発された技術。車載用として求められる、幅広い環境下で対象物までの距離情報を高速かつ高精度にとらえる特長を生かし、idomさんの創り上げる映像世界の要素技術の1つとして採用されました。
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SPAD距離センサーで交差点にいる人の動きや建物、車などをリアルタイムに3Dスキャンし、ポイントクラウド(点群データ)で出力。さらに、同じくソニービジョン渋谷に設置されている4Kカメラでとらえた画像データとともに、ソニーグループのR&Dセンターで開発するボリュメトリックキャプチャ技術で撮影された映像を組み合わせることによって、リアルタイムの三次元空間がディスプレイ上に再現されます。街ゆく人々がidomさんの楽曲「GLOW」の映像コンテンツに参加するような新感覚の映像体験を楽しむことができます。
車載用に開発しているSPAD距離センサーをエンタテインメント領域にも活用するという試みは、今回が初めて。SSSの測距技術と映像コンテンツとの融合により、今後クリエイティブな表現の可能性が広がっていくと期待されます。
今後も、設置されたLiDARを活用したさまざまなコンテンツを配信予定です。渋谷にお立ち寄りの際はぜひ、ソニービジョン渋谷をご覧いただき、新感覚のエンタテインメント体験をお楽しみください。
「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす」というソニーグループのPurposeを体現した本プロジェクト。ソニーグループはこうしたチャレンジを今後も続け、さらなる感動を生み出していきます。
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