前職について

装置メーカーの技術営業から転職。

前職も半導体業界で働いていました。大学・研究所に対して露光装置と呼ばれる半導体製造装置のデモンストレーションや提案、お客さまの要望を開発にフィードバックする技術営業職です。ニッチな業界であり、数億円レベルの高額製品だったため、年間1台売れるかどうかという厳しい状況の中で、どんな製品であればお客さまに喜んでいただけるかを考える仕事でした。海外のお客さまとの取引もあり、得意の英語力を活かして提案するのが楽しかったですね。

工藤 靖明

転職の背景

ソニーセミコンダクタソリューションズ(SSS)が手がける
世界規模のビッグビジネスに貢献したい。

以前は事業規模がそれほど大きくなく、業界もニッチだったため、将来性に不安を感じていました。子どもが生まれたタイミングも重なり、私と妻の地元である福岡に戻って働きたいと思うようになったんです。SSSを選んだのは、金額シェアが世界ナンバーワンなことで有名なCMOSイメージセンサーに興味があったから。スマートフォンをはじめ車載カメラや工場など世界中で幅広く使われており、自分の仕事がビッグビジネスに直結するため、それが転職を決めた理由です。

福岡で働く魅力について

コンパクトシティで物価も安いから
住みやすい。
休日に家族で
美味しいお店めぐりを満喫。

福岡市はコンパクトシティなのでどこへ行くにも目的地が近くて、クルマや地下鉄、バスなど交通手段を問わず気軽に行けるのが魅力です。人も程よく分散しているから交通渋滞や満員電車の混雑もほとんどありません。ランチに職場周辺のお店を食べ歩くとか、休日には家族で大好きな豚骨ラーメン屋に行っています。関東と比べて、食品や日用品などの物価はもちろん、家賃まで安くて本当に住みやすいですね。子育て支援など公共サービスも充実しているから、子どもの保育園は第一希望の園に入れることができました。お互いの実家に立ち寄って育児のサポートをしてもらったり、福岡に来てから孫の顔を見せられる機会が増えて妻も喜んでいます。そして、福岡市は再開発プロジェクトが進んでいて街がどんどん新しくなっています。現在勤務している博多オフィスも博多の再開発プロジェクトの中でできた建物で、新しくきれいなオフィスで仕事に集中できる環境が整っています。最初の配属先は天神オフィスだったので、今でもときどき天神に行くと大きく様変わりした街並みを見るだけで楽しいです。

私の仕事

世界を舞台に、
成長分野で自分の能力を試したい。

イメージセンサーの商品開発を担当しています。お客さまであるスマートフォンメーカーの要望をもとに、プロジェクトのリーダーとしてメンバーをまとめ、協力会社と連携して商品化していきます。イメージセンサーの商品化には回路設計を担うエンジニアや評価を行う人、実際に製造装置を使って作る人まで多くの人が関わっています。SSSが蓄積してきた技術を組み合わせて、次世代のイメージセンサーを試作から量産を経て作り上げていく。世界中の人々が手に取る可能性があるスマートフォンを形にする仕事だけにやりがいは大きいです。

工藤 靖明

SSSの仕事の魅力について

前面カメラの高機能化を実現し、
スマートフォンに搭載。

スマートフォンのカメラは高画質化が進み、キレイに撮影できるのは当たり前になりました。動画も映画レベルで撮影できるようになったり、自撮りや夜間撮影専用モードを設けたりなどの高機能化が進んでいます。イメージセンサーの商品化は約1年~2年スパンで、サイクルが早いことが特徴です。小型化や安定生産、コスト削減を行いながら、良品率を0%から限りなく100%に近づけていきます。直近で任されたのは、スマートフォンの前面カメラの高機能化を目指したプロジェクトです。量産開始後に画像にノイズが入る不具合が発生。検証と改善を行う時間がないと判断し、該当ロットを特別対応で選別を行うことでお客さまの要望に応え、お客さまから高い評価をいただきました。

SSSという組織の魅力について

メンバー全員が同じ思いを共有し、
高いレベルのものづくりができる。

博多オフィスではいろいろな部署の人たちと接する機会が多く、とても刺激的な職場です。私たちがめざすのは、「世界一」の製品を作ること。一人ひとりが自分の成すべきことを自覚し、同じ思いを共有しており、組織のしがらみや人間関係に縛られることはありません。さらに、自身の意志で参加したいプロジェクトを選択でき、それがしっかりと評価される風土もありがたいです。他部署の方から「あなたにはこの役割が合っていると思う」とアドバイスいただく機会も多く、自分の新しい可能性を発見できます。

将来のビジョン

プロジェクトへの貢献度を高め、
付加価値がある製品を作りたい。

私の目標は、付加価値のある高難度のイメージセンサーを作ることです。スマートフォンカメラの画質・機能はすでに限界近くまで進化していて、未来のスマートフォンはどうなっているのかを考えるだけでワクワクします。今後はSSSの技術をより深く理解し、プロジェクトにおける自分自身の貢献度をもっと高めていきたいです。プライベートの目標は、転職して2年目で前職給を超えて生活にゆとりができたので、家族4人で九州内をのんびり旅行してまわりたいです。

工藤 靖明

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