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柳沢 英太

世界初のインテリジェントビジョン
センサーを核にプラットフォームから
サービスまでカバー。
スマートXの未来形を世界に
発信していきます。

システムソリューション事業部 
事業部長

柳沢 英太

クラウドAIからエッジAIへ、
アーキテクチャを変革する試金石。

当社のシステムソリューション事業部は、スマートシティやスマートリテール、スマートファクトリーなど「DXによるスマートX」の実現を目指し、新たに設立された事業部です。ソニーが世界で初めて開発した「インテリジェントビジョンセンサーIMX500/501」をコアに、インフラとなるプラットフォームの開発から、その上で動くクラウドサービスの提案まで、世界各国のエンジニアが連携してトータルソリューションを提供しています。インテリジェントビジョンセンサーは、AIによる認識機能をイメージセンサーに組み込み、デバイス側でのエッジAI処理を可能にしたもので、既存のクラウドAI処理と比べて、消費電力が格段に低い、プライバシーへの配慮とセキュリティの確保にも優れ、通信帯域とデータ転送時間も低減できるといった特徴を有しています。私たちは、この画期的なセンサーを「世の中のアーキテクチャを変革する試金石」に位置づけ、誰でも何の知識がなくてもスマートXを簡単に創れる・使える社会を目指しています。

2021年6月、ローマを
スマートシティにするPoCがスタート。

具体的な事例を紹介しましょう。2021年6月から、イタリア・ローマ市の社会課題を解決するためのPoC(概念実証)が始まりました。市内の街灯にインテリジェントビジョンセンサーIMX500を設置し、駐車場の利用状況、バス停の混み具合、横断歩道の様子などを常時センシング。エッジAIでリアルタイム処理して得られるメタデータをクラウドに送信。それにより、どこのパーキングが駐車可能かをカーナビにマップ表示したり、バスの乗客数とバス停の待ち人数から、走行中のバスの運行を最適化し混雑や密の発生を防いだり、横断歩道では、信号を守らない歩行者にライトを照射して注意を促したり…といった公共サービスを提供中で、市民や観光客の評判も上々だそうです。このように、これまでは拾えなかった現場のリアルな情報をキャッチし、有用なメタデータとして出力・活用できるため、利便性の高いサービスの提供をはじめ、店舗なら商品陳列や従業員配置の適正化、工場なら機器や設備の効率を最大化して生産性を上げるなど、さまざまなスマートXを形にしていける、というわけです。

※ローマでのスマートシティのPoCについて
https://www.sony-semicon.co.jp/info/2021/2021071401.html

あらゆる分野の人材が
活躍できるフィールド。

インテリジェントビジョンセンサーと合わせて、ソニーでは距離センサー、近赤外線センサー、偏光イメージセンサーなど、人の眼に見えない領域まで捉えるセンサーを製品化しています。そして、これらのデバイスを駆使してDXの時代を牽引するのが、私たちシステムソリューション事業部のソフトウェアエンジニアのミッションです。しかも当社は、プラットフォームからサービスに至るバリューチェーンのすべての階層を、数多くのパートナーと手を組みながら、ハード/ソフト合わせてカバーし、AIのアルゴリズム、センサーや機器の組み込み制御、ネットワークやクラウドのサーバ構築、システム全体のアーキテクチャ、DXコンサルティング、スマホアプリまで、多様なバックグラウンドや考えを持つ人材が活躍できるフィールドを用意しています。アメリカ・ヨーロッパ・アジアの各地に拠点があり、日常が世界中のメンバーとの共創ですから、年齢、社歴、国籍などに関係なく、誰もが持ち味を発揮しながら、ワールドワイドに活動できるのも魅力のひとつだと思います。

柳沢 英太

技術の源流まで遡って、
誰も到達していない
センシングソリューションの
次世代を切り拓く。

システムソリューション事業部 
SS技術開発部

馬場 茂幸

自ら開発した技術の価値を、
自ら実証するところまで。

SS技術開発部は事業部で唯一、先行開発の役割を担っている部組織です。次世代センシングソリューションを根幹で支えるコア技術・プラットフォーム技術を先駆けて開発・提供するべく、コンピュータビジョンに関わる画像信号処理のアルゴリズム開発を中心に、光学・センサを含むセンシングシステムの先端技術を多角的に探究しています。ソリューションを実現するために、当社が得意とする距離・偏光・波長など様々なセンシング用途のセンサを組み合わせて活用したアルゴリズム開発を行ったり、ソリューションに必要なデータ取得手段が足りなければ、そのセンサ技術まで踏み込んで開発します。例えばRGB三原色だけでは捉えきれない色まで認識できるマルチスペクトルセンサーといった革新的なセンシングデバイスまで、画像処理ソフトと合わせて、自分たちで創出できます。さらに、社会に役立てていくために、ライブラリなど開発環境もセットで提供。ローマでのスマートシティのPoCのように、お客様と一緒に実証するところまで、自分たちで一貫して取り組めます。

技術の根幹から、
SSSオリジンのイノベーションを志向。

メンバーたちは、「誰もやっていないからやる」「自分の技術で世の中と勝負したい」というマインドにあふれています。画像処理エンジニアは、新規のセンサーづくりまで踏み込んでゼロベースからアルゴリズムを組めます。AIエンジニアは、まだ世に出ていないセンサーが捉える「他では得られないデータ」を活用して、エッジ&クラウドAIのフロンティアを拓ける。あるいは、コンピュテーショナルフォトグラフィをセンシング領域に展開するなど、コンピュータビジョンの源流にまで遡って、オリジナリティを追究できるからです。もちろん、ソニーグループの多才なエンジニア陣、また海外の企業や大学など有力なパートナーとのコラボレーションのもとでプロジェクトに打ち込める環境も、確かな魅力だと思います。

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川田 雅人

センサーにAIとクラウドを
組み合わせて
これまでの不可能を可能に変えていく。

システムソリューション事業部 
プラットフォームコア開発部

川田 雅人

センシングデータをユースケースに
役立てるところまで。

プラットフォームコア開発部は、「エッジAIとクラウドAIを組み合わせて、革新的なセンシングソリューションを提供する」というミッションのもと、ソフトウェア全般の開発を担当しています。具体的には、エッジ側でセンサーを制御する組込みソフト、センサーの中で情報処理を行うエッジAIのモジュールから、クラウド側でAI処理を行うIoTのプラットフォーム、そのうえで機能するサービスのアプリやGUIに至るまで、さまざまな専門のエンジニアがプロジェクトを組み、多岐にわたる活動を展開しています。言い換えれば、センサーから得られるデータをユースケースに役立てるところまで一気通貫で実証・実現していく、一般のソフトウェア開発の枠を大きく超える役割を担っているわけです。

地球規模のクロスファンクショナルな
取り組みも強み。

SSSは自社で、例えば混雑の度合いや空中の浮遊物など、人や物の様々な動きや状態を認識できるセンサーをつくっています。私たちソフトウェアエンジニアは、こうした最先端のセンシング技術を、どこよりも早くキャッチアップできるうえ、AIとクラウドを組み合わせて、スマートXの次世代をリードできます。アメリカ・アジア・ヨーロッパ各国のソフトウェア開発チームと連携し、地球規模でクロスファンクショナルに取り組めるのも強みです。そして成果が、ローマのスマートシティ化やリテール分野の無人店舗といった豊かな社会づくりに結実するのです。私たちは、エッジAIセンシングを差異化の武器に、これまでの不可能を可能にするイノベーションを次々に形にしていこうとしています。

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日比野 智一

お客様に最も近い立場で
時代を先取りして、インパクトのある
商品を世界市場に送り出す。

システムソリューション事業部 
システム開発部

日比野 智一

プロダクトライフサイクルの
始まりから終わりまで。

システム開発部は、イメージセンサーを活用した機器やシステムの商品化を担っています。 センサーをどのように使ってもらったら、価値を生み出せるか? お客様の声に耳を傾けながら、新商品・新サービスを企画・開発してリリース。展示会やSNSでのプロモーション、アフターサポート等を含めて、プロダクトライフサイクルの始まりから終わりまで、ものづくりの中核の役割を務めます。ソニーは年間16~17億個、毎日400万個以上のイメージセンサーを供給して、世界市場で圧倒的な影響力を有するとともに、エッジAIを搭載したセンサーや暗視機能を持つ近赤外線センサーなど、独創的な製品を上市しています。この数的にも質的にも優位なポジションが、私たちシステム開発部の強力なバックボーンです。

気候変動問題へのアプローチも。

具体的な事例では、当社のエッジAIセンサーとマイクロソフト社のクラウドを結んで、明日のコンピュータビジョンのあり方を提起する協業を進めており、気候変動問題に対応するインテリジェントビルといった成果を生んでいます。今後も、お客様とダイレクトに接してニーズを速やかに反映できる立場から、時代を先取りしたアプローチを図っていきます。キャリア採用の観点では、関連する技術領域が最も広い部署ゆえに、組込み制御、アプリ、クラウド、AIに加えて、ネットワークやセキュリティ、さらにはハードウェアまで、多分野のエンジニアに門戸を開いて応募をお待ちしています。

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